エレファスゾウカブト飼育日記
( Megasoma elephas )
	
	エレファスゾウカブト3令幼虫♂です。
	体重は104グラムあります。
	あとで計測した体重と変わっていないので、3令後期で、前蛹になる準備が、この頃より始まっていたのかもしれません。
	写っている手は子供の手ですが、大きさがかなり大きいのが判ると思います。
	既に体色が黄変してきています。
	最終的には気門の部分が赤く変色してきますので、蛹化の前兆は判りやすいと思います。
	(2004-7-11撮影)
	
	
	エレファスゾウカブト雌の新成虫です。
	2003年8月に3令幼虫で購入した♂1♀2のうちの♀2の幼虫が羽化しました。
	もう一匹の♀も既に羽化しており、♂も既に蛹化していてあとわずかの期間で羽化しそうです。
	ちなみに
	♂ 最終計測  9/12 104g
	♀ 最終計測  9/12  82g
	♀ 最終計測  9/12  74g
	(羽化日 2004-12-9)
	
	
	エレファスゾウカブト雌、もう1匹の方の新成虫です。
	♀の新成虫大きさは70mmでした。
	やっと後食を始めた様子で、ケースに被せた小バエ防止シートに足を絡ませ、もがいていました。
	
	
	もう一匹の♀もそろそろ後食が始まると思いますが、肝心の♂がなかなか羽化しません。
	蛹はほとんどが茶色から黒に変わってきていますので、もう少しで羽化するのだと思いますが。
	(2005-1-14)
	
	
	エレファスゾウカブト雄の蛹です。
	中々羽化しないのでマットを取り除くと既に☆になっていました。
	羽化がうまくいかずに死んだようです。
	蛹の体長約120mmありました。
	(20005-1-25)
	
	
	エレファスゾウカブト雄の新規購入の成虫です。
	♂が羽化不全で死んでしまったので、オークションで♂を手にいれました。
	体長117mmと割りと大きめの個体です。
	後食を開始しているのですぐにペアリングしました。
	♀の上に静かに乗せたら、すぐに交尾を開始しました。
	交尾時間はおよそ1時間30分とかなり長時間です。
	交尾から3週間後には卵を12個採れました。
	
	
	セットしてから20日、外からは卵が見えずにどうなっているか心配になり、セットを開けて見ると全て卵の状態でした。
	卵は生んでからまだ日数が経過していない様子で、あと2~3週間ほどしないと、幼虫で回収することができなかったようです。
	現在この卵の上に、折りたたんだティッシュを置き、毎日霧吹きで水分を補充しています。
	設定温度は24~25℃と、温室に入れた状態です。
	エレファスゾウカブトはこれからが長いですね。
	最もエレファスゾウカブトは短い方で、18ヶ月~20ヶ月程度で羽化できます。
	幼虫になれば2~3ヶ月に一度、糞の掃除とマット交換をすれば良いのですが、幼虫の大きさに合わせて大きな飼育ケースに引越しも必要になります。
	(2005-5-10)
	
	
	卵がずいぶんとふくらんできました。
	大きさが綿棒の頭の部分と同じ位、直径にして6mm程の大きさになります。
	さすが巨漢エレファスゾウカブト、卵の大きさも大きいですね。
	見た感じで、タランドスツヤクワガタ卵の4倍位、オキピタリスノコギリクワガタだと20倍ぐらいありそうな大きさです。
	(2005-5-20)
	
	
	エレファスゾウカブト、フ化したばかりの幼虫です。
	1番最初に回収した9個の卵のうち、3個が本日孵化しました。
	丁度上の写真の卵です。
	セット後37日目、卵で回収して17日目になります。
	孵化してから、およそ4~5時間程度だと思います。
	既に体毛、気門、足がはっきりと確認できます。
	1回目回収後、直ぐにセットをしましたので、まだまだ生まれてくるでしょう。
	(2005-5-28)
	
	
	♂の成虫が死んでしまいました。
	データーによると2005-2-15羽化ということなので、羽化後4ヶ月弱での死亡となります。
	交尾は3回程させただけですが、現在幼虫が10頭生まれて、その他に産卵セット済みが一つありますので、子孫を残すことにおいては、使命を果たしたわけですが、もう少し長生きできると思っていましたのでとても残念です。
	卵を51卵回収し、孵化に向けて飼育中です。
	
	
	エレファスゾウカブトの2令幼虫です。
	孵化してから5週目になりました。
	体長は凡そ5CM程になっていて、驚くほどの成長の早さです。
	孵化後200mlのプリンカップで飼育していましたが、マットを交換してみると糞だらけの状態で、急遽800mlの大きいカップに引越しさせました。
	糞のサイズも大きく、10mm×5mm×3mmと日本のカブトムシの3令幼虫に負けない程の大きさです。
	この頃から気門の部分も色がついてきています。
	(2005-7-5)
	
	
	エレファスゾウカブトの幼虫が3令初期になりました。
	体が太くなり体長も10cm程になっています。
	まだまだこれから1年はかかるでしょう。
	大きい飼育容器に入れ替えても、大食いのエレファスゾウカブトだと2ヶ月に1回はマット交換をしてあげないと、飼育ケース内が糞だらけになってしまい、成長が止まってしまいますので注意が必要になります。
	又、気温が下がってきていますので、そろそろ加温設備の準備も必要です。
	幼虫の飼育設定温度は23℃~24℃です。
	(2005-9-23)
	
	
	ずいぶんと大きくなりました。
	マットを交換するついでに量ってみました。
	この後にカブトはいきなり糞をおしりから出しました。
	そしてその糞を取り除くと、なんと体重が64グラムになっていました。つまり体重の1/65が糞です。
	人間でたとえると、体重65Kgの人が1Kgの糞をするのと同じ比率になります。
	そう考えるとずいぶん沢山の糞をすると思えますね。
	 (2005-9-30)
	
	
	これは上の孵化したての幼虫、5つ上の写真、5月28日に孵化した個体です。
	今日現在106グラムあります。
	昨年育てた幼虫の羽化2ヶ月前で104グラムでしたから、驚くほど早く成長しています。
	雄親は117mmともともと大きい個体でしたので、その血筋は十分引いていると思います。
	里子に出した皆さんの幼虫も、これぐらいは十分に育つはずです。
	それにしても羽化までは、まだまだ1年以上かかります。
	(2005-10-25)
	
	
	幼虫がかなり大型化した為、現在コバエシャッターの小型ケースで飼育中なのですが、1ヶ月に1度のペースでマット交換をしています。
	驚くほどのスピードでマットを消費しています。
	これぐらいの大きさになると、中型の飼育ケースを使用しないとマット交換を頻繁にするようになり、返って幼虫にストレスを与え過ぎる結果にもなります。
	又、羽化へ向けても一回り大きな飼育ケースが必要になると思います。
	110グラムを超えた幼虫達は、次のマット交換時に中型ケースへ引越しします。
	(2005-12-7)
	
	
	どこまで大きくなるのか、45日ぶりにマット交換しました。
	現在一番大きい幼虫で130グラム、他に128グラム、124グラム、その他100グラム以上が4頭と大飯喰らいがいます。
	2005年の6月に孵化した個体ですから、孵化後6ヶ月経過したことになります。
	3令の中期ぐらいになるのでしょうか。
	いずれにしろあと1年程の飼育が必要です。
	最終的には140グラムぐらい迄育つのか、とても楽しみです。
	(2006-1-15)
	
	
	かなりの量の糞が見えたので、マット交換をしました。
	あと2グラムで140グラムになります。
	体もかなり黄変してきて、体毛も濃く体中びっしりとはえています。
	もう一頭130グラムがいますので、両方共中型ケースに移動してあげて、マット交換の回数を減らそうと思います。
	エレファスゾウカブト羽化の時は、ヘラクレスヘラクレスなどと違って、それ程大きな飼育ケースを必要としません。
	只、幼虫が大きくなるとマットをたくさん食べる様になりますので、頻繁にマット交換が必要になります。
	一つは手間を省く為、もう一つはマット交換による幼虫へのストレスを減らす為、大きめの飼育ケースに入れます。
	(2006-2-20)
	
	
	ついに146グラムになりました。
	秤に乗せた時は148グラムあり一瞬喜びましたが、大きな糞を一つ取り除くと146グラム、ちょっとがっかりしました。
	糞の大きさは体の大きさに比例して大きくなり、以前にも書いたことがありますが、一粒の糞の重さが体重の百分の一程度になります。
	それにしてもどこまで体重が伸びるのか楽しみです。
	(2006-4-16)
	
	
	蛹室を作りはじめました。
	雄の中にも蛹室を作りはじめたものもいて、あと少しで前蛹と言ったところでしょうか。
	昨年5/27ふ化ですから1年と1ヶ月、蛹化するまでにあと1~2週間はかかるでしょうから、約1年2か月で蛹化、羽化までに2ヶ月程合計1年4ヶ月ぐらいの期間を費やすことになります。
	これは割りと速い成長をした方で、冬季間は温室内25℃程度で飼育を継続したためで、冬季に加温設備が無いあるいは室温ですとあと3ヶ月程度は時間がかかったでしょう。
	(2006-7-30)
	
	
	こちらは雄のゾウカブトの飼育容器(中型使用)ですが、側面から見るとマット左側上面が盛り上がっているのが見えます。
	マット交換をした時は、右側の低い部分の高さで水平にマット上面を均しておいたのですが、蛹室を作り始めると写真の通り、上面が盛り上がり、下を見ると蛹室が見えます。
	これはたまたま飼育ケースの外側から蛹室が見えますが、蛹室が外から見えない場合もあります。
	マット表面が盛り上がっていたら蛹室を作っている証拠ですから、マット交換をしないで静かな場所に保管しましょう。
	羽化まであと少しです。
	(2006-7-30)
	
	
	エレファスゾウカブト雄の新成虫です。
	羽化した!!
	幼虫の飼育ケースを覗くと、こんな光景が目に飛び込んできました。
	幼虫の中でも最重量級のオスが羽化しました。
	おしりを下にして、なにかもがいています。
	(2006-8-29)
	
	
	残念!!!喜んだのもつかの間、羽化不全になってしまいました。
	上翅が付け根の部分で折り重ねられ、自分の後肢で上翅を突き破ってしまい、体の中に納まらなくなってしまいました。
	体長が128mm、期待したとおりの大きさでしたが、うまく羽化出来ませんでした。
	原因は蛹化したあとマットの水分が不足した為か、羽化時に自分で蛹室を壊してしまったか、蛹室内部が崩れてしまったかのようです。
	中型ケースで万全の態勢をとっていたつもりでしたが、思わぬところに落とし穴があったようです。
	残りの♂、♀が同じことにならないよう、改めてチェックしました。
	(2006-8-29)
	その後死亡しました。
	(2006-9-2)
	
	
	エレファスゾウカブト雄の新成虫です。
	やっと雄が羽化しました。
	未だ触ることができないので、計測できませんがおおよそ120mm前後かと思います。
	ふ化したのが2005-5ですから1年と5ヶ月程度の時間がかかりました。
	雄にしては短い期間で羽化できたようです。
	ほとんど温室で飼育している為、温度設定が高めだったのかもしれません。
	(2006-9-26)
	
	
	エレファスゾウカブト顔の拡大写真です。
	体中微毛に覆われています。
	やさしい顔をしています。
	性格もおとなしいですが、雄も雌も一時期ですが飼育ケースの中で暴れまわることがあります。
	その時期には中に入れて置いた、太い産卵木もバリバリに砕いてしまいます。
	(2006-12-21)
	
	
	産卵セットを組んでいたエレファスゾウカブト、40日ぶりにあけてみました。
	初令幼虫が10頭と、卵で14個見つかりました。
	同じ親から生まれた雄と雌からの子供ですから、累代が一つ進みました。
	エレファスゾウカブトの産卵にしては産卵数が少ないようです。
	メス親はマットの中で絶命していました。
	(2007-2-26)
	
	
	こちらはエレファスゾウカブトの新成虫、生まれてから1時間程度しか経過していません。
	卵殻が足元にあり、お尻の部分は水泡を抱えているように、透き通っています。
	雄の幼虫だと1年半後には140グラム近い体重まで増えて、重量級のカブトムシが羽化します。
	(2007-2-26)
	
	
	こういう写真を撮れるチャンスは滅多に無いと思います。
	こちらはエレファスゾウカブトの新幼虫、卵殻を破ったばかりで体中が透明な状態です。
	1時間も経過すると上の様に頭が黄色くなってきます。
	この状態でもすでに大あごを開いたり閉じたりしています。
	(2007-3-3)